受講日和

　「宣誓！我々選手一同はスポーツマンシップにのっとり正々堂々と戦うことを誓います！」

様々な大会において、開会式で誓われる言葉ではあるが、この「スポーツマンシップ」という言葉、その意味合いは何となくわかっているものの、では説明！となるといささかたじろいでしまうように思う。

　マラソンにおいては、身を交わすなどの直接的な戦いということはなく、個々に走る中での記録を争うことになるが、個人的な感覚においては誰かといった他方ではなく、むしろ自らと戦うような印象を持っている。無論、大きな大会において、相応の記録を持たれる方々には他者との戦いであろうも、一般的なランナーにあっては、ほぼほぼ自らとの戦いに思える。

　辛い！だけど、頑張ろう！というように戦いとは少し違うようにも思うけれど、自らを励まし、鼓舞させ、ゴールを目指す。実質的に走るは辛く、走るのを止めたならば体は楽になる！だが、精神的には大きな落胆を味わう。だからこそゴールを目指す！そのような姿を見るに好きであり、その頑張る姿が何とも美しいと思える。故に大きな大会の中継では多くの目を集め、相応の時を応援と共に過ごすのだろうと…

　そんな中、このスポーツマンシップとは…と考えた。その理由は様々な分野からのコーチと選手との間で発生した問題を見聞きしたからであり、それを動機として学んでみた。受講したからといって、それですべてが賄える訳では到底なく、常に考え頭の中に置き意識することが不可欠であって、立場が変わればという難しい局面がなくはなくも、少なからず受講したということにより自覚を持とうと思います。