早朝日和
明るくなるのが随分と早くなったものだ。とある日、目覚ましを必要とせず目が覚めた。何時だろうと時計に目を向ける前に窓を見た。徐々に明るくなり始めている。夜明けである。まだ寝ていられる時間だった為、布団を掛けなおしたものの、なんだか急にもったいないと思い立ち、寝ることなく抜け出た。
早起きは三文の徳!その示すところは曖昧ながらも、早起きをしたこの気持ちよさったら!朝の澄んだ空気を存分に味わい、その中で走る。なんとも爽快である!つい「気持ちがいい~!」などと大声を出したい気分にもなるが、そこは稀にすれ違う早起きランナーに対する「おはよう!」に込めてみた。この挨拶とて気持ちがいい!このような気持ちよさ、心地よさ、爽快感は紛れもなく徳であろうと考える。
気付けば、後頭部にけっこうな寝癖がついていて、起きた際に鏡と向き合いはしたが、早朝であるし、走ったのちに出戻ると思っていたから、あまり気にしなかった。しかし、いつしか気分の良さに酔うてもうて、そのまま最寄りのレストランに立ち寄っての朝食を取っていた。その際、トイレにて鏡に映る自分の姿、つまりは、けっこうな寝ぐせに運命の再会!慌てて水で濡らして修正を試みたものの、それはけっこうな寝ぐせであるからして、そう易々と直ることはなく、結局は寝ぐせなままに、いささかの恥ずかしさと共に食事を楽しんだ。
きっと、このような顛末も早起きの徳なのだろうと思いながら…♪
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