練習日和

 先日の日曜日、夕刻の予定が空いた。幸い車中に着替えなどがあった為、思うも間もなく走りに出た。いつもの場所に着き、そそくさと着替えをするも既に夕刻前。寒さは最初だけだと知りつつも、5キロほど走って折り返して戻る頃には日が暮れて、暗さで足元が見えぬのではと気になった。だけど、せっかくの時間と動機であるから、何はともあれ…

 走って間もなくして名を呼ばれた!仲間だった。直近の練習会にご参加を頂いた方であるが、まだ二度しか顔を合わせていない。それなのに気付いては名を呼んで頂けたことが何とも嬉しい。ましてやマスクをしている状態であるからして驚きもする。


 もし練習会でお会いしていなければ知らない人。同じ状況下であても単にすれ違うだけの人。そう思うと、縁というのは不思議なもので、大切なものだと思う。走り始めにお会いしたことにより、体を動かしての体温の上昇以前に心が温まる。ずっと縁っていいな!なんて思いながら走ってた。

 折り返すころにはやはり日が暮れ始め、その光景にしばし目と足が止まった。そして、改めて考えた。サークルを続けていて良かったなって!こうした縁が出来たことに加えて、自分自身が走ることの動機付けになっている。

 

 実のところ、鬱めく状態に陥ったことがあった。随分と悩み、まったく関係のない世を随分と恨んだりもした。なんなら人生なんて…とも思った。だけど、ふとした時、走りに出た。もやもやの中にいる自分が嫌になったのか、本当のところの理由は分からないのだけれど、ふと飛び出た。走ってみた。思い切り走ってみた。疲れた。ただ疲れた。息が上がって、ただ息をすることだけに…


 心地よかった。抱えていた悩みが解決した訳じゃないけれど、なんだか心地よかった。その後、対処するべくを順序立て、少しづつ解決していった。もっとも抱える問題の多くは時間の経過を必要とし、経過によって状況が変わることで解決をも見るが、その経過に於ける時分に耐えれぬことが多く、待てぬのだ。だが、実際のところ、時間の経過を待つことが欠かせず、有効な手段だったりもする。


 誰にでも悩みや抱える問題はあるのだと思う。だけど、生きていかねばならぬ。そうじゃなきゃ誰かを悲しませることにもなる。だから、頑張ろう。ちょっと頑張ろう。そんな風に思う。


 個人練習の報告を…と思い立って綴り始めたが、思わぬ内容になってしまったけれど、時にはこんなことを綴るのもよいものではと自己肯定しつつ、これにて報告のゴールとしてみたい。

マラソンサークルRUNHEART

千葉県柏市を拠点に活動しているマラソンサークルです。

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