早朝日和

　夜中に目が覚めた。外に目をやれば当然のことながらまだ暗い。そんな本日は午前と午後にオンラインでのセミナーを受講する予定。その為、ゆっくりとした朝を迎えられる。よって、ここぞとばかりに二度目を…と思ったものの、むしろ、このような機会をまだにせぬようにと起き上がった。

　思わぬ絶景に足が止まる！しばしの時、眺めていた。身動きを止めて見ていなければわからないのだと思うのだけれど、陽が昇る速さというのは思いのほか早く、あれよあれよという間に昇ってくる。朝である！気持ちの良い朝だ！その後、程近くで同じように日の出を眺めていた人にきれいですね！などと挨拶がてらに言葉を交わし、再び走り始めた。

　走った後というのは程よい疲労感と共に満足感が味わえるものだが、この程よい疲労感が満足感を高め、いつしか満足感が達成感にもなる。更には走り終えた段階ですら６時には随分と至らず、気持ちよさばかりではなくして、充実した朝に出来たことも嬉しく、このような朝を迎えられたことに感謝したい。