単走日和

　ここ最近、ちょっとばっかり意気消沈している！その理由といえば、語らずもウイルスだ。何かにつけてこれが問題となり、行動が制限される。勿論、こうなったからには自粛だとか、そういったことにも従う。自らも感染することのないようにと思う。だが、それでいて…なのだ。

　せっかくの機会を失う。一期一会という言葉を重んじたくも、その機会が遠退く。仕方がないから時を待ちはするものの、それはじれったく、いつになったらと気が馳せる。事実、ようやく軌道に乗ったかな～というところで第一回目の緊急事態宣言が発令され、再びと勇んでみれば第二回目だ。もっとも、それは誰においても同様のことであって、特定に見舞われた訳ではない。だから、不平を持つよりも時期を待ち、その際に改めて頑張ればとも思う。

　そんな先日、ひとりで走ってみた。手賀沼の様子はいつものよう。時に見せる美しさに魅せられ、負担の掛かる足の痛みなど忘れる。実は昨年の事故による後遺症というか、未だ痛みが消えぬのだ。ずっと内緒にしていたけれど…

　これによって走る機会すら減った。実のところはウイルスだとか、そのようなことじゃないこと知ってる。だけど、認めたくないからウイルスのせいにして、走る気にならないことを走れないことにしていたんだ。ずっと隠していたけれど、実のところ、ろくすっぽ走っちゃいない。だけど、言えないから曖昧にしていた。ごめんなさい。

　だからこそ練習会の日が大事だった。だって、当然のことながら走ることになるからね。仲間となら走れる。だから、参加人数が少なくたって、参加人数が一人だって、仮に誰も来なくたって、練習会の日はね、走ることにしてる。

　緊急事態宣言が出されている以上、練習会の開催は憚られる。よって、中止にする意向だ。ただ、個人的には走ろうと思う。集合場所、時間などは決めない。だけど、もし会ったならば、その時は笑顔で！！